品質第一! 品質を語るその前に

品質を語る上で、一番わかりやすいのは不良件数では
ないでしょうか。

お客様より不具合を指摘された件数が、どのくらいかで
その会社の品質レベルがある程度見えると思います。

我が社の場合ですが、ここ数年は年間10件に満たない
件数で推移してます。

NC自動旋盤で量産加工をやってる加工業者としては
なかなかのレベルだと思っています。

そして今年。
今のところ5件と、ここ数年ではもっとも良いレベルで
進んでいます。

勿論、0件が一番良いに決まってますが人間ですから必ず
ミスも出るし、間違いもある。
これは、お許し願いたい処ですネ(笑)

不良件数が少ないのは、決して加工している数量が少ないから
ではありませんよ。
我が社量産品がメインでロットも10000ヶ単位~が多いので
加工している数量はそれなりに多いです。

また品質・寸法要求が高いものが多いですし、材質も色々やってます。

年間10件以下でも十分なレベルだと思いますが、今現在は
その半分の5件な訳ですから、我が社よく頑張っていると
自分自身で褒めなければ(笑)

あと1ヶ月で、極端に増えないように心がけないと!

不良件数を無くすには、やはり不良品を作らない努力とそれを
流出させない努力・工夫が必要で。

そして簡単でも良いからある程度システム化・ルール作りも
あった方が良いと思います。

まぁ、それは当たり前の話。。。と思う方も多いでしょうが
実際問題、その当たり前を当たり前にしてるのか?と。。。

そんなの当たり前やん!
って思う方に限って、当たり前にしてないものです。意外と。

色々な工場を見ていると「不良件数0件を目指せ!」的なものを
よく見かけます。
でも、看板だけ掲げて実際は。。。っていうのも良く聞く話。

「整理・整頓」とかも大々的に掲げているその割りには、特別
大した事無いなぁって。。。
正直思ったりする工場・現場が多いです。

ある意味それって格好悪いよね。

品質を語る前に。。。
いや、技術力でもコスト力でも、もっといえば経営だって一緒

それらを語る前に、もっと大事な事!やる事あるよね。
ここで、あえて言いませんが。。。

でも、基本中の基本です。

これを分かっていない人多いから、何かをやる!って決めても
継続性がなく、計画性もないので看板倒れに終わると個人的に
思います。

今まで工場を見せて頂いた中でこれは凄い!と思ったのが2社
おられます。

その2社は、想像を絶するくらいのレベル。
5年経っても10年経っても追いつけないでしょう、我が社の
規模・レベルでは。。。

でも、追いつけないと分かっていても、そう言う会社さんが
あるんだ。って事を話で聞くのではなく、この目で見てきた。

これが非常に重要で、そういう意味では僕はラッキーな奴です。

僕はこの目で見てきた物を我が社のメンバーに言って伝え、文書で
書いて伝え、そして行動で見せてきたつもりです。
我が社は、その2社を見習って目標にして頑張っています。

所詮町工場レベルですから出来ることは限られますが、
コツコツと、これからも突き進んでいきます!

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