精密切削加工の極み！　vol.2.2

先日の金曜日。
午後から安来市まで行ってきました。

以前このブログでも取り上げました高岩節夫様の講演を聴くためです。



島根県安来市。
といえば安来節が有名ですが。

「ヤスギハガネ」というブランドがあるくらいのハガネ・和鋼の町です。
安来には日立金属があります。

そこで、刀の材質等を研究いている方々向けに、葛飾区指定無形
文化財で刀剣研磨師である高岩さんが講演をし、刀の素材や研磨
焼き等について説明・解説がありました。

話を聞いておられる皆さんは、ある程度刀の基礎知識があるよう
でしたが僕は、全く知識がなく初めて聞く事ばかりで、正直な話
難しかったですね（笑）

ですが、１点我々と共通する事。

高岩さんのようにどんなに国宝級な刀研ぎ士でも、素材の悪い刀
は、刀として限界がある。良い刀にはなれない。ということ

美術品として見た目、特に肌目を気にする事が多いらしいのですが
刀の基本は、やはり「良く切れる・丈夫である」というお話でした。
そこを忘れては行けないと！

品質とは見た目だけではない。
良い材料、良い刃物、そして良い腕が融合して良い物が出来上がる
やはりこの基本は、同じでしたネ。


特にカンニングペーパーもなしで、スラスラと話を進める姿を見て
ちょっと凄いな。と思いました。

「本当の事、真実を語るだけだから簡単だよ」ってご本人。
なるほどなって！
・
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で。
なんで、僕みたいな人間がそんな専門色濃い講演が聴けたのか？

高岩さんの甥さんが和鋼博物館の学芸員で、以前偶々僕のブログで
取り上げた高岩さんの話を読んでくれたそうです。

で、その話を聞いた高岩さんが急遽特別に呼んで下さった訳です。

色々な方が僕のブログを見てくれてる。
ありがたい事です。

今回のような話は、仕事がいくら忙しくても聞いておいた方が絶対に
良い！いつか何かに結びつくかも知れません。

高岩さん、そして、その甥さんありがとうございました！


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