精密切削加工の極み！　vol.2.2

先日、前のブログ『精密切削加工の極み！』で
書き込んだことがありますが、ネットでお問合せ頂いた部品加工にトライしている。

通常ならＮＣ旋盤で加工だが、あえて弊社はカム式自動盤加工でトライしている。

ある成分が多く入っているため、恐らく苦戦するかもって予想は
してましたが、予想以上に刃持ちが悪いのだ

その後、色々と試行錯誤して、何とか格好になってきたのかなぁって
感じだ。

ＮＣ旋盤なら、穴や外径、突っ切りなどその加工に合わせた回転数・
送りで設定出来るが、カム式というのは、ある一つの加工に対しての
回転数・送りでしか設定できない。

工具だって、ロウ付けでなく、コーティングのチップを使えば良い訳だが
今の機械はロウ付けのみしか取り付けできないのだ。

そんな理由で苦戦していた。
トライ始めた当初は突っ切りが２００～３００ヶで刃先の再研磨が必要
だったが、今は、幾分改善されて５００ヶ前後での再研磨にまで、持って
これた。

これも、現場の努力のおかげだ

今の状態で１日、１０００ヶくらいの能力になってきた。
お客様のお話だと、ＮＣでも１日　同じく１０００ヶくらいの能力との事。

同じ１０００ヶなら、ＮＣよりカム式の方が断然コストが安く済む
これは、ひょっとしたらいい感じになった来たのかも知れない。

近いうちに量産サンプルを送ろうと思っている。
お客様のサンプルの判定が良い物になると願いたいです。

もし判定がＯＫなら。。。
カム式もまだまだ捨てたモンじゃないぜぇーーー

もっともっと頑張りたいと思う。