2005-09-23 Fri [ 精密切削加工::材料(真鍮) ]
by yotch
今日は久々に真鍮について書きたいと思います。最近、真鍮ネタ少ないねって言うご指摘が。。。(苦笑)
類似品で片方がカドミレス(鉛)材、もう一方が普通の
真鍮材の場合、混入しないために自社で行っている方法とは?
見た目が全く同じのカドミレス(鉛)材と普通の真鍮(C3604)
なのに類似品であれば、なお更しっかりとした混入防止が
必要ですよね。
<加工機を分ける>
同じ機械で類似品をしなければ、機械の隅のほうに残っている
類似品がイレギュラーして混入することもないですよね。
<加工機に番号をつける>
こうすれば、1号機には部品A、2号機には部品Bといった感じで
管理が出来ます。勿論加工機自体にも番号表示しておきます。
<製品入れかごの色を変える>
1号機は青いかご、2号機は赤いかごといった感じで識別しておくと
管理がラクチン♪
洗浄時も同じ色のかごに入れて洗浄します。
<製品入れかごの中に番号札を入れる>
こうしておけば、どのかごにどの製品が入っているかが一目瞭然!
うっかり番号を忘れてもこれなら安心♪
この他にも色々と手を打ってますが、主な物は上記のような感じです。
これらは、通常の類似品加工時にも役立ちますよね!
あと、加工した後の切粉、残材の処置。
カドミレス材は普通の真鍮と一緒に混ぜても全く問題ないのですが
鉛レス材は、そうは行きません。。。
普通の真鍮と違って鉛レス材は鉛の代わりにビスマスというものが
入っているため、これが悪さをしてしまいます。
鉛レスが混入した切粉は、これを再利用するときに、ビスマスの
せいで、真鍮としての成分が破壊されて、使い物になりません。
鉛レス材の加工を多くされている方々はご存知でしょうが、初めて
される場合は要注意です。
(恐らくメーカーからも指導があるはずです)
弊社の場合、切粉・スクラップ入れは確実に分けて識別し、設置場所も
離して、表示もしています。
とにかく、しっかりと分けておく、識別する、表示する。簡単に言えば
こういったことでしょうね。
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