精密切削加工の極み！　vol.2.2

ちょっと今日は頭の痛～いお話になります（笑）

実はここ１ヶ月以上、ある切削部品で客先ともめてるというか
意見が食い違って居るというか。。。何というか。。。


それはピンゲージでの測定検査方法についてなんです。

今、快削鋼で内径Φ４公差レンジ１２ミクロンの加工をここ数年
やってます。

測定方法は、ピンゲージとエアマイクロ等の測定器との併用です。
しかし、昨年１１月頃から、よく不良が出るようになりました。

不良現品を返してもらい、こちらで確認すると、なんとＯＫレベルなんです。
ピンゲージでもですし、測定器でもＯＫでした。

何でこうなるかというと、うちはピンゲージを手で挿入するのに対して
客先はピンゲージの自重検査だったんです。

例えば、公差の下限が４．０００だったとします。
実際の寸法が４．００１だったとしてピンゲージが自重で穴を通過する
でしょうか？

絶対にしないはずです。手での挿入でも少し固めに入るくらいですから。
ここでいう自重とはピンゲージが何の力も加えずに穴が通過するかどうか
のようです。

最悪、今後は客先の検査方法にあわせても良いのですが、今の現状では
とても合わせることは出来ません。おまけに年に数回こういった検査ミスが
あるから困った物です。。。

こちらがいくらＴＥＬ説明しても分かってもらえません。。。
しょうがないので、同社の別の事業所の方に間に入ってもらい不良現品を
確認してもらった所、ＯＫレベルでした。良かった♪

結局、手軽なピンゲージのはずが、ちょっとしたことで検査を難しくしている例
だと思います。
品質はピンゲージオンリーではダメで、実際の測定値も重要だと思います。
その測定値に対してピンゲージの通り具合を確認して、手で挿入するのか
自重で行くのか？そして通りピンゲージのサイズを選定すべきだと、感じました。

今後もこんな事が続く可能性があるので、なるべく早めに客先の所へ言って
打ち合わせしようと思ってます。
ピンゲージ何本か持って行って、実演しようかなと思ってます。

口で言って分かってもらえないのなら、見てもらうしか無いでしょ。
これを百聞は一見にしかず。というのかぁ。。。
・
・
・
しかし、客先は遠いんだなぁ。。。飛行機代が高いのだ。。。ハァ～～
まっ！頑張ってきます！！


---------------------------------------------------------

★ 製造業から創造業へ 　『精密切削加工を極める』　★

ＮＣ旋盤加工・精密切削加工・量産加工なら（有）アドバンス産業
http://www.senban1ban.com/　

お問合せはこちらからどうぞ！


---------------------------------------------------------

★ アドバンス産業の加工技術・特徴 ★

真鍮のRoHs対応（鉛レス・カドミウムレス材）の加工も対応
してますので是非ご連絡下さい！

< NC旋盤加工 >
材料径φ2～φ40（複合機はφ6～φ18）まで対応してます。

< 精密切削加工 >
寸法公差1/1000台の加工を行っております。

< 量産加工 >　
加工数量　1,000～500,000ヶの加工に対応しております。


---------------------------------------------------------

（有）アドバンス産業　　担当　井上善政

〒689-3522　鳥取県米子市日下93
TEL 0859-27-3538　　FAX 0859-27-3638
スカイプ（Skype)ID　　advan_yotch


-------------------------------------------------------