精密切削加工の極み！　vol.2.2

こんばんわ！

先週、ネットで問い合わせのあった部品加工のトライを
している話をしましたが、その後量産サンプルを送って
評価結果が届きました。



ご担当者さん曰く、もう一息！って感じ。ＯＫにはならなかった。

外径に出ている微妙なバリと角部の面取りの大きさをもう少し
小さめにとの事だった

ここで問題になったのは、以前も書いたがＮＣ旋盤での加工では
なくてカム式自動旋盤、しかもロウ付けバイトでの加工であること。

ＮＣ旋盤みたいに安定して面の大きさを維持するのは難しいのだ。
しかもロウ付けバイトだからチップみたいに刃持ちが良くなく
バリになりやすいし。

完全にやり方を変えなければ、ならないと判断しました。
といっても、ＮＣ旋盤みたいにその場で加工プログラムを
入れなおせばいいってもんじゃない。

カムの設計から変えなければならないので、変更するカム代が
新たに発生してしまう。
しかも、その方法で完璧にうまくいくかどうかは？？？だ。

そのことを、ご担当者様に報告したら。。。
『今まで、ＮＣ旋盤で加工してもらうことしかなかったが、
今カム式の自動旋盤に魅力を感じています』とおっしゃるのだ。

それも、『上司に相談して、新たに発生するカム代金はこちらが
負担するのでもう一度頑張って見てもらえないか』と。

ものすごくびっくりした。お金負担してくれるなんて。。。
ふつうなら、この時点で僕はご迷惑をかけそうだし借りを作ることに
なるのでその手のお話はお断りするのだが、今回は何かものすごく
熱いものを感じて。

だから　『よっしゃ、もう一度やってみよう！！！』　と思った。

来週、カムの設計変更して再トライ！
出来る限り最善を尽くして頑張ります
いい結果が出ることを願って

＜つづく＞