2006-04-29 Sat [ 精密切削加工::切削加工現場から♪ ]
by yotch
超難関精密切削加工へトライ!のその後です。前回記事はこちら
昨日、この難敵切削部品に新たな展開が!!!
結局、加工機メーカーでの試作は不調に終わり、急遽社内NC旋盤を
強引に空けてサンプル加工をAさんに行って頂いた。
SUS304で内径、外径公差レンジ8ミクロン。。。
内径の一番小さなところでΦ1.24。
取りあえずと言うことで、手研ぎボーリンクバイトで内径加工。
顕微鏡で面粗さ等の仕上がり具合を見ながら、微調整が続く。。。
前回、指摘された箇所も修正出来た(つもりだ)
先週末発送して、今週初めに客先L社へ届いたようです。
さぁ判定の結果はいかに???
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そして昨日、判定結果の連絡を頂きました!
一部、若干の修正が必要ですが、これに関しては問題なく
とりあえずOKの連絡を頂きました!やったぁ♪
Aさん、ご苦労様!
しかし、ちょっと想定外な事が。。。
図面変更となるそうです。その内容とは、内径の形状が若干
簡単になるというもの。
そりゃ~量産する上で良いことかも!と思ったが。。。
量産加工用に手配していた工具が旧図面対応の為、パァーに!!!
一度も使うことなく。。。工具代損した。トホホ
まぁ判定がOKだったし、良しとしましょう!
しかし、痛いなぁ。。。
連休明けには、とりあえずの注文を頂けるとのこと。
ありがとうございます!
ではでは、次なるステージは客先監査へ向けた準備と、
新規加工機の行方ですなぁ~
うまく量産していけるのか???
そして昨日はちょうど、Aさんが空路TOKYOまで行き、
加工機メーカー工場での量産試作立ち会いの日。
朝7:00過ぎの飛行機で向かって頂いた。
昼頃、サンプル判定OKと量産GO!の報告をしようとAさんに
TELした。
「量産試作の様子はどう?」
Aさん:
実はまだ1コも削ってないんだよぉーー
昨日加工機がトラブって、バイトが全部ダメになって、今復旧中。
おいおい、予定では昨日のうちに1000ヶくらい削って
寸法のバラツキを確認するはずだったのに。。。
なんてこったい。。。
Aさん、デジタルマイクロとピンゲージ持っていったのに
宝の持ち腐れ。。。
夕方くらいになってようやく加工が始まったみたいだったけど
Aさんは日帰り。
当然、そんな短い時間で量産加工していけるかどうかの判断は
出来るはずもなく。。。
当初、早ければ来週早々にも入荷予定だったこの加工機。
Aさんの判断で早くても入荷は連休明け以降となった。
この加工機メーカー。
コストパフォーマンスは素晴らしかった。
ほぼフル装備で、この値段は安い!と思うくらい。
そして納期も候補3社の中で一番早かった。
後は、精度の問題。。。
ここでの判断に時間が掛かりすぎだ!
もうちょっとしっかりと対応願いたい!
「オレとAさんは本気で取り組もうとしている。
そっちは本気でやるつもりがあるんかぁ!」
とメーカー担当Yさん僕の思いを伝え、気合いを込めといた。アハハ
Yさんは全力で取り組みます!と言ってくれた。
このYさんは、いつも時間を惜しまず取り組んでくれるので
僕は信用している。
多分苦労すると思うけど、頑張って欲しい!
さぁ新規加工機の導入。どうなることやら。。。
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