精密切削加工の極み！　vol.2.2

切削加工屋さんに限らずですが、ものづくりでお金を貰って
いるなら、それなりに儲けもないとね。

２０％という数字をちょっとずつですが意識しています。。。



以前、ある方のお話を聞かせてもらった時、この方は見積時
必ず２０％の利幅が出るように意識している。と仰っていました。

何故、２０％なのか？
このくらいの利益が出てこないと、次への投資（設備・人件・
その他システム）が出来ないからだ。その基準が２０％だと。


勿論、言われていることは十分分かっているつもり。
でも、我が社にそれを当てはめてみると。。。材料費の高騰も
あって２０％の利幅を得ている物は残念ながら少ない。。。


今年の初めくらいまでなら、材料費も色々工夫して押さられて
いたので、２０％をクリア出来るものは結構あったと思う。


じゃ～今この現状で、現場は何をすべきか？？？

技術の更なる向上しかないでしょう！


なので、こんな話、社長や僕だけが意識していても何の意味もない。
現場に話だけしてみても仕方ない。

現場メンバーにも心底意識してもらわないと！


加工方法の改善、工具の再選定。
それに伴って、コストがどう変動するのか？
漠然とやるのではなく、その変化を肌で、数字で、感じて実績を
積み上げたい。

そう思ってから、約４ヶ月。。。
ちょっとずつですが、成果も現れてます。

例えばですが。。。
従来、１日３７０ヶ程度しか数量が上がらなかった複合加工品が
ちょっと加工方法を変えて、今は５３０ヶまで上がりました。

工具等のコストも、そのおかげで逆に下げられました。

よって売上大幅ＵＰ→利幅大幅ＵＰ♪


そして昨日の記事でも紹介したカム式での精密加工。
ＮＣ旋盤で加工すると、機械の償却のこともあるのである程度
工賃掛かります。

なので、正直ＮＣ加工でやるには、製品単価が若干安いかな。
勿論、損はしてませんがね。

でも、これをカム式自動盤でやっちゃえば、機械の償却は既に
終わっているし、結構なお仕事になります！

精度厳しいですが、無難に加工出来てますね。
単価は安いが利幅は高い！という感じでしょうか。


こういった技術面だけでなく、製品開発時からのお客様への
提案（加工形状寸法公差）や材質面においても考慮していき
お客様に満足してもらい、かつ我々も利益をだして満足する。


こうなっていけば、理想的かなぁ。。。。
今後も試行錯誤、挑戦していきます！！！



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