2005-03-11 Fri [ 精密切削加工::材料(真鍮) ]
by yotch
こんばんわ。yotchです!真鍮について、僕の感じること昨日の続きになります。
よく、RoHS規制という言葉を耳にします。
簡単にまとめると、
電気・電子機器(ゲーム機とか)を製造するに当たって特定の
環境負荷物質の使用を制限することを義務づけた指令のようです。
そういえば、昔新聞でソ○ーがオランダ(?)からゲーム機の周辺機器
に含まれるカドミウムが規制値を超えていると指摘されかなりの損失
だったと言う記事があった。
恐らくこの頃から、真鍮で言えば、カドミウム・鉛を規制する動きに
なったのかな?
うちの会社でも
あるお得意先E社・F社からカドミフリー材への切替要請があり順次
進めている。
今進めている量産品で加工に関しては基本的には何の問題もないと
思われます。
切粉・スクラップの分別があるわけでもないし、削りにくいわけでもない。
しかし、何社かサンプル材を入手して試作してみたが、内径寸法ミクロン台の
箇所に関して、不思議と寸法の安定性に差があった。
どこが良くて、どこが悪いかは、ここでは省略しますが、RoHS規制に対する
材料のクオリティの対応が進んでいるところと、そうでないところとの差を
少なくとも弊社では感じました。
まぁこれは普通の真鍮C3604に関しても同じ事がいえますが。。。
例えば加工中の寸法の安定性が悪いからメーカーにクレームつけても
例えば
『JIS規格に入っているから問題ないOK。』みたいな事を言ってるところとは
お付き合いしたくないですね。
そういえば、RoHS規制では鉛成分4%以下の銅合金は適用除外だ。
この適用除外が近い将来抹消されたら???
今度は鉛フリー材を使用しないといけない
次回は鉛フリー材について、感じる事を書いてみたいと思います。
それではお疲れ様でした
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