精密切削加工の極み！　vol.2.2

ここのところ、ちょっとした品質トラブルが続いて
いると客先から連絡が。
しかし、これってうちが原因なのかい？？？


客先からあり、うちが加工した切削部品を次工程で
成形工程に送られるらしいのだが、外径が大きすぎて、
圧入出来ないとの事。

え～それはおかしい！
公差Φ５（０／－０．０２）だけど、精度には自信が
ある。
しかも客先曰く、ほとんど圧入出来ない。。。との事。

絶対おかしい？？？しかし実際には圧入出来ないのだから
うちが原因の可能性もある。ちょっと調査してみた。

現品確認してみたが、確かに外径プラス目だが、４．９８
～５．００の公差幅に対して４．９９５程度。全然問題ない
ですよね。

そして、その品質管理の担当者さんが、

「公差のマイナスギリギリで加工してくれませんか？」

と言ってきた。


ここで、おかしい事が結構出てきました。

・外径寸法が問題ないのに次工程で問題が発生するというのは
　次工程及び設計の問題のはず。
　
・その問題を解決しなければならないはずなのに、切削部品の
　寸法のねらい目を変えることで解決しようとしている。
　安易だ！
　
・しかも公差のマイナスギリギリを狙ってくれと。でもマイナス
　に寸法が外れるのはＮＧだと言う。寸法のバラツキがあると言う
　ことを分かっていない。ハァ～
　
・こんな事してたら根本的な解決にならない。


品質管理というのは、ただ単に寸法を測定したり、工程能力を確認
したりだけではいけないと思います。
自社で扱っている製品全ての工程において勉強しておく必要がある
はず。

例えば、材料の特徴や切削加工、成形、金型、巻き線、メッキ、熱処理、
組立。。。等々

勿論、お得意先によっては、もの凄く色々な事に詳しい方も多々
おられて、色々と教えてもらってます。
でも今回のお得意様はちょっと問題有りです。
最近特に酷い。。。

広く浅くでも構わないと思うんです。とにかく全く分からない事が
多いみたいで、ちょっとしたトラブルで、ＴＥＬが掛かってくる。

で、僕がバタバタ調べる。。。でも結局トラブルの原因はうちじゃ
なかった。。。なんて事ばかり。

うちだって、間違いは犯すから時には不具合も出します。
だから疑ってＴＥＬして頂くのは良いのですが、ちょっと考えれば
原因は何処にあるのかくらい分かるような事ばかり。。。
最近ちょっとうんざりです。。。ハァ～～


以前は、僕の言ってることを信じてもらえず、何故か営業担当さん
に問い合わせしたりする程。。。
問い合わせする先が違うでしょ(-_-)

まだまだ僕も勉強が足りませんが、こういう人たちに一言。

『お～い！もうちょっとプロ意識持って勉強しておくれ～～』


愚痴が多々入ってしまった今日のお話でした。
こういう事が最近多くて。。。もっと自分自身勉強しなきゃ～と
思いました。

さぁ～今週も今日でおわり。頑張りましょうーーー！！！


---------------------------------------------------------

★ 製造業から創造業へ 　『精密切削加工を極める』　★

ＮＣ旋盤加工・精密切削加工・量産加工なら（有）アドバンス産業
http://www.senban1ban.com/　

お問合せはこちらからどうぞ！

---------------------------------------------------------

★ アドバンス産業の加工技術・特徴 ★

真鍮のRoHs対応（鉛レス・カドミウムレス材）の加工も対応
してますので是非ご連絡下さい！

< NC旋盤加工 >
材料径φ2～φ40（複合機はφ6～φ18）まで対応してます。

< 精密切削加工 >
寸法公差1/1000台の加工を行っております。

< 量産加工 >　
加工数量　1,000～500,000ヶの加工に対応しております。


---------------------------------------------------------

（有）アドバンス産業　　担当　井上善政

〒689-3522　鳥取県米子市日下93
TEL 0859-27-3538　　FAX 0859-27-3638
スカイプ（Skype)ID　　advan_yotch


-------------------------------------------------------