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真鍮について④
by yotch
こんばんわ。

先ほどPM9:30頃、大阪から、わざわざS社のY社長が会社に
駆けつけて下さった。

うちの社長の様子をお見舞いがてら聞きに来られた。

いつもホントにありがたい。感謝です。

Y社長は国内・海外とあちこちに飛び回っているかたで
特に材料の話しや社会経済の話しは、僕にとってたいへん
為になるんです。

遅くに来て頂いた上に1時間以上色々と話しを聞かせてもらった。

その中で材料の高騰とRoHs規制の話しは興味があった。
裏ネタもかなりあったので詳しくは書き込めないが、RoHs規制について
は結構勉強になった。

今、真鍮の鉛フリー材が徐々に広まりつつあるが、やはり価格的に
かなり高いため、大手企業でも取り入れないでカドミフリー材で対応
しているところがまだまだあるようです。

これはRoHs規制の鉛に関する適用除外があるため、そのようなことが
出来るのだが、僕が思うに、いかにもこのような対応は日本的だと感じる。
加工する立場としては、鉛フリーよりカドミフリーの方が断然いいのだが
近い将来、鉛の適用除外が撤回されたら各企業はどうするのだろう???

材料の増値分、色々な製品価格を上げるなんて到底考えられないし、
きっと、うちらのような加工屋が、コスト対応しなければならなくなるだろう。。。

鉛フリーって外径加工は比較的まだ削りやすい。メーカーがいう通常の真鍮
の90%の切削性という話しも何となくわかる。
しかし内径のミクロン台の加工では、その話は適合しないと思う。

うちが、まだまだ経験が浅いからかも知れないが、今までと同じ工具・加工条件
だと、寸法が偶発的に公差外になる。
これは工具の選定もあるが、メーカーの技術力もまだまだと感じた。
まぁ弊社的にはある程度のメドは立っているつもりだ。

鉛フリーを2種類(2メーカーA社とB社)5000ヶ程度ずつ加工したが、A社の方が
B社に比べて結果が良かった。

このA社は、仮に今鉛の適用除外が撤廃されたら、おそらく鉛フリー市場でかなりの
量を独占すると思っている。
現状、他社メーカーの追随を許さない。
B社のは、申し訳ないがちょっとレベルが低すぎである。。。
(この時点で、メーカー名が判るかも知れないが、あえて書いてます。。。)

鉛の適用除外の撤廃が何時になるのか。1年後か5年後か???
そのタイミングで、状況が違って来るだろう。
そのタイミングを見計らって、こちらも準備が必要だろう。
既に鉛フリーでバリバリ削ってる所もある訳だし。

各メーカーさんもしっかり準備して欲しいと希望する。

もう、真鍮=削りやすい というのは無くなる時代になるかもしれない。。。
一部で切削性の良いものも出ているようだが、さらにコストアップらしい。

材料の高騰・入手性の悪さ・環境対応。。。やりにくいなぁと言うのが
本音だ。

しかし頑張って取り組みたいと思う。

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